昨日参加した研修会は、漢方医療薬学の話であったが、本論の前に、科学や医療論がありとても興味深かった。
つたない表現だが、
医療は、近代合理的精神の上に成り立っている科学を用いるが、様々な価値観を持った人間を相手にするので難しい。
科学の普遍性は大変素晴らしいが、一方で個人の特殊性を捨ててしまう。・・・ということか。
西洋医学と漢方の話。お互いを否定するのではなくてどちらも大切、その接点を探すような話を私はずっと聞きたかったのかも・・・と思った。
まさに「論理と感性」、「知と情」を併用する「臨床の知」が大切である、ということ。
いいことばかり言う人は、信じられない。
自分の弱点を言えたら、かなり自信があるということ。これが、相手を理解し、信じる要素になるのかと思う。
謙虚に、しかし積極的に・・・ですね。
先生の推薦図書 中村雄二郎著「臨床の知とは何か」を読んでみようかな。
哲学書なので、どれだけ読みすすめられるか疑問ですが・・・・。
2007年02月23日
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に参加されてきたのですね~
科学や医療は、日々進歩しているので
それに携わる方々には、新しい理論や
技術の研修が求められるのでしょう~
特に、最近の医療に対する社会の目が
厳しくなってきている折でもあります
から…
とても興味深く、心に刻まれました。
本当に、厳しいですね。
小生の知り合いのお医者さまに東洋医学の考え方なども治療に積極的に取り入れ、薬の処方にOリングテストをして、患者さんと薬の相性を見ておられます。話が発散してしまいましたが、「人間をどう理解するか」、「病をどうとらえるか」という事がとても重要な気がします。「病は呼びかけ」ととらえると医療も変わるような気がします。
長々とすみません。
この記事を書くのも随分と表現に苦慮したようなレベルでして、さらにいただいたコメントに適切にお返事するのも苦しいのが現状です。参考にさせていただきます。
最終的には、ご指摘のように「病や生命をどうとらえるか」ということになるのでしょうね。難しいことです。
困惑させてしまったようで申し訳ないです。
「いのち」に関わる事もとても難しい問題ですね。
さちこさんは、薬剤師さんでしょうか。
医療現場におられるのか薬品会社のR&Dにいらっしゃるのかどちらでしょうね。
仕事で医療や薬品業界にも少し関わった事があるのですが、問題を多く抱えているように感じました。
幾度もありがとうございます。
私は、大阪府下の病院に勤務する薬剤師です。
当院(って??)内科病棟に入院された際には、もれなくお伺いします・・・??
>様々な価値観を持った人間を相手にするので難しい。<・・・本音でしょうね。患者側から見ても逆に、様々な医者を相手にするのは難しいです。(笑)
こういう、さちこさんのお仕事に関するコメントは大変難しいです。
弊社に限らず、どんなに良い大学を出ても、大学を出てからの勉強をしない人が多い現状を見ていますので、知的好奇心旺盛なさちこさんの姿には脱帽いたします。
私が何かで入院することになったら、さちこさんのお世話になることがあるかもしれません。その時はまな板の鯉ですね。(笑)
本当にいろいろな方がいて、人生勉強になります。(笑)
大学を出てからの勉強は、本当にもさく状態です、何が正しいかなんてないですし・・・。でも今の職場は、みんなで研修会に行こう!みんなで頑張ってやっていこう!って雰囲気なのでいいなと思ってます。まあ、妙なことも多々ありますが・・・・。
体のあちこち(心も?)壊れてきてるので、入院しました節は、”もれなく”ご来室下さい。(笑)
楽しみにしております。
ちなみに小生の職場は大阪市内です。
大阪市内ですか・・・・。