この詩は、あの好きだった曲の詩。
五つの混声合唱曲「飛行機よ」。(寺山修司作詩 萩京子作曲)この組曲の1~4曲目は第一作品集<われに五月を>の中に収められている詩で、特に4曲目のこの曲が好きだった。
Ⅳ 櫻の実のうれる頃(「三つのソネット」より)
もうない君の青春は たとえば
君の知らない帆の上に
歳月のうっすらした埃をあびて
忘られる
桜の実の熟れるころ
君が歌をやめたのは 祖国のため
君があの愛を雲に見捨てたのは 祖国のため
死んでしまったのは 祖国のため
だが祖国とは何だ
地平に立って
僕は知る 君のやさしさだけを
花ばなをふりまこう ぼくたちも
やさしさだけがもつ強さのため
たったひとつの 確かさのため
夏合宿(一週間信州に行った)で、
「この曲をやるには、詩の意味が大切だ!朗読をしよう!」と私が言ったら、
後輩が、「そんなことは意味がない。音をあわせるのが大切だ!」・・・・
大もめにもめた曲。
いろいろあった合宿。疲れて、帰りの電車で乗り過ごした。(大阪で降りるつもりが三宮まで行った)
とにかく、理系で実験など忙しく、時間がない中で「極論、音をとるか、ハートをとるか?」で歴代もめてきたようでした。
今から思うと滑稽ですけれど・・・ね。
音楽は、理論・技術とそして表現・感性と。
どちらも大切と思っています。だから、凄いんだって。しかし、その理論も突き詰めれば巡り巡って、神秘的なものを経て表現に繋がっていくようにも思います。
このテーマは、私のなかで永遠です。
音楽を原点にそのほかのことも。ブログのタイトルですから・・・。
あ~、また意味不明ですね~。(笑)
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意味不明ではないですよ。
よく解りますよ。
やっと記事に出来ました。
心強いお言葉、ありがとうございます。
音楽の話みたいなので、また意味不明なことを言いそうで、帰りかけましたが・・・
「われに五月を」に惹かれて。
好い詩ですね。
朗読をしよう! さちこさんの言葉に納得です。
BLOGのタイトルの意はもう少し考えます。
音楽が7割くらいの記事です・・・?
帰りかけたのをこの詩がお引きとめしたのですね・・・。ありがとうございます。
>BLOGのタイトルの意はもう少し考えます
ここ→http://blogs.dion.ne.jp/kita725/archives/4903982.htmlに経緯を書いてます。あ、余計悩ませたらすみません。(笑)時々、この類の話が出てくると思います。
>この曲をやるには、詩の意味が大切だ!朗読をしよう!
これは同感ですね。音だけ合わせても無味乾燥、何の感動も沸いてきませんよ。詩の意味を理解してこそ聴く人に感動をあたえられると思いますよ。
追記:
「さちこ」という名の洋蘭をアップしてます。きれいな花ですよ。
ありがとうございます。
>音だけ合わせても無味乾燥、何の感動も沸いてきませんよ
そうですね。でもそれも大切なんですね。難しいですね。
洋蘭、拝見しました。
さちこは本名ではなくて申し訳ないけれど、とてもとても嬉しいです。
華やかに・・・努力しないといけませんね。(笑)
御無沙汰いたして居ります.
あたくし奴,完全にKDDIと解約しましたんでお
邪魔しても足跡が残っていないと思います.
昔々澁谷に寺山修司さんの劇場『天井桟敷』があり
ました.学校出たてのあたくし奴の勤務先がその近
くに在りました.よく奥さんの九条映子さんと連れ立
って歩いて居りました.
また,この近辺には寺山修司さんご贔屓の中央競馬
会の場外馬券売り場も茣蓙いましたですよ.
ご無沙汰しております!!
ご訪問ならびに、コメントありがとうございます。
そうでしたか。貴重なお話ありがとうございます。
あ、ブログは、更に新しいところですね・・・。
八角形の時計も色違いで健在、うふ・・・・。