桜散る過日、祖母が旅立った。
ふと、西行のようだと思った。
願はくは花の下にて春死なむそのきさらぎの望月のころ
思わず月の満ち欠けを調べてみたが、満月には程遠かった・・・・。ふふ。
そう思っていると、母が 歌(短歌)が出来たという。
桜と祖母を詠んだ歌。
その歌は、短冊にしたため棺に入れることとなった。
好きだった着物を着て、薄化粧をしてお嫁入りに持ってきた草履を履いて。
おいくつの写真?と皆に問われる。故人の強い希望なので誰も納得するしかない、ほほ。
私の生まれる以前のように思う。写真を祖父の仏壇の引き出しに長く忍ばせていた、そう、ネガと共に。
祖母と孫。
私は孫のなかでも一番近い存在だったろう。
思えば、つらい介護を支えたのも甘美な想い出であった。
おばあちゃん、甘美な想い出をいっぱいありがとう。
毎年、桜散るころきっと、おばあちゃんのことを、想い出すことだろう。
(ということで、桜のテンプレートです)
2014年04月07日
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さすがです
桜も思い出になりますが
さちこさんの庭の花々も
お婆様の思い出がこもっているのではないかしら
思い出は形のない遺産です
ずーっと心に大切にとっておいてくださいませ
私の祖母は全盲でしたが、思い出はたくさんありますね~。もしかすると、母の記憶よりも強いかも(^o^)/
あたしは1月17日に96歳の母を極楽浄土へ見送り
ました。
尋常小学校しか出ていない母は晩年漢字を覚えようと
してました。
母は童謡が好きでした。
この唄を聴くと母が偲ばれ、この歳になっても目頭が
熱くなるんですます。
https://www.youtube.com/watch?v=f50B-4Qfmh8
失礼致しました。
祖母さまへの想い。
祖母さまの想い。
通じるもの多いでしょう。
満足の生涯。
思い出が多ければ、ことあるごとに思い起こされることでしょう。
それが何よりの供養と存じます。
桜が散っていくのに乗っていかれたのですね。
素敵なご装束で、お気に入りのお写真を飾ってもらって、最愛の孫からの歌をお土産に、西行のように旅立っていかれたんだなぁと思いました。
さちこさんの介護は聞いてるだけで本当にあれこれ大変だったし(痩せちゃったし!!)、とても心配だったんです。
でもさちこさんが介護を振り返っての感想が、疲れたじゃなくてよかったです。
本当にお疲れ様でした。
これから少しは休んでね。
ありがとうございます。
庭の花々、そうですね。
例のデジブック、もう期限切れますがフォトムービーにして残すことになりました。
>思い出は形のない遺産です
素晴しい・・・。
ありがとうございます。
心尽くしの御言葉、嬉しい限りです。
narkejpさんも、思い出がたくさんあるのですね。
ありがとうございます。
お母様が・・・そうでしたか。ご愁傷様でした。
祖母は92歳でした。
そのリンクの童謡、私もよく幼い頃レコードで毎日のように聞いて歌って?ましたよ。懐かしいです。
ありがとうございます。
思い出というのは、本当に不思議なものですね。
その後、お体の調子はいかがですか。
お体、お厭いくださいませ。
ありがとうございます。
>桜が散っていくのに乗っていかれたのですね。
うふふ、いいですね。
あ、私は作歌しませんのよ。母です。
コメントを頂いて、来てみたら、祖母様がお亡くなりに・・・
色々と介護なさったのですよね。
桜の頃にお亡くなりになったのですね。
これからは、桜が思い出のよすがになりますね。
私の義父はかねてから、
西行の歌のように逝きたいといっていましたが、
実際には1月中旬、88歳で亡くなりました。(古いことですよ)
桜には、まだまだの時期でした。
「残念!」と思ったかどうか、聞くことはできません。
ありがとうございます。
お義父様は、かねてより、西行の歌のように逝きたいと仰ってたのですね。
なるほど・・・。