2021年02月23日

「作家が描いた水野家の江戸時代」

文庫本の続き・・・??

イザベル、クロイツェル・ソナタと続き、気分転換がしたくなる。
とりあえず日本。
歴史の本を眺めていて、大河ドラマ(麒麟がくる)も終わったなあ、いろいろ経緯があって、表題の書物にたどり着く。

「作家が描いた水野家の江戸時代」水野忠尚 著 (幻冬舎ルネッサンス新書)

例によって、ネットで注文、指定の本屋さんで受け取り(e-hon)をする、これはストレスフリーでよい。

内容紹介には

山岡荘八『徳川家康』、舟橋聖一『花の生涯』、
松本清張『かげろう絵図』、平岩弓枝『妖怪』――。
数々の小説に登場する水野忠之、忠友、忠成、忠邦、忠央。
陰になり日向になり徳川幕府を支えた水野一族は
小説家たちにどう物語られたのか。
作家たちの目を通して語られた、水野家の歴史をまとめた。
戦国時代、家康の生母「於大の方」の父である水野忠政は、刈谷を足場に一族の中心となり、
岡崎の松平家と合従連衡を繰り返した。
その子孫は徳川家康の譜代大名として五つの水野家となった。江戸時代中期、幕府の財政は悪化し、
吉宗の改革の水野忠之、田沼時代の水野忠友、家斉の下での忠成、天保の改革の忠邦が老中を務め、
文化文政の最盛期を経て、幕府は衰退に向かう。また紀州藩附家老水野忠央は大老・井伊直弼と組み、
将軍家茂を実現させる。作家たちの目を通して語られた、水野一族の歴史をまとめた。


とある。
著者の曾祖父は、最後の沼津藩藩主で上総菊間藩に移封された水野忠敬とのこと。

水野家といえば、徳川家康の生母 於大(刈谷城主 水野忠政の娘)の実家で、於大の兄弟には信元、忠守、忠分、忠重などがいる。家康にとっては、外戚にあたることから、江戸時代に幕府の要職についていたであろうと思っていたが、多くの人が老中を務める、などしたことは知らなかった。そしてその時代に生きた人の人生・物語がいっぱいつまっている。
著者は、先祖のことながら、経済博士らしく歴史を客観的・経済の視点でもとらえ、清々しい。

享保の改革(吉宗)の中心人物水野忠之は、赤穂浪士を預かり厚遇したようで、「細川の水の(水野)流れは清けれど ただ大海(毛利甲斐守)の沖(松平隠岐守)ぞ濁れる」という狂歌が残っているようです。

これは細川家と水野家が浪士たちを厚遇し、毛利家と松平家が冷遇したことを表したもののよう。

楽しく拝読しました。(登場人物が、皆 水野忠○ で、これは誰でしたっけ、と後ろの系譜をみながら読み進めた)

しかしなんと、大名家の改易・移封の多いことよ。
大名家の改易は、江戸時代、外様大名にはじまり譜代大名まで膨大な数に上る。
いつの時代も、生き抜くことは大変なことですね・・・。

posted by さちこ at 10:14| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする
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