2023年01月08日
「とまれ、お前はあまりにも美しい」
「とまれ、お前はあまりにも美しい」
と言えば?
はい、ゲーテのファウストです。
昨年から、頑張って古典的名著にトライ中・・・。
(職場の昼休み「静謐で上質な時間」にも感謝)
「神曲」地獄篇・煉獄篇・天国篇 ダンテ著 平川祐弘訳
「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」マックス・ヴェーバー著 大塚久雄訳
「悲劇の誕生」ニーチェ著 秋山英夫訳
この後、ファウストを読むと決めたのは、早かった。
ところが、書斎に見当たらない。
おかしい。
どこいった?
柴田翔先生のファウストにまつわる本(ゲーテ「ファウスト」を読む)もあったはずなのにない。
どこいった?
仕方ないから、新しく手に入れた。
「ファウスト」第一部・第二部 ゲーテ著 高橋義孝訳 新潮文庫 1967年11月第1刷 2018年12月 第86刷
ということでワクワクしながら読んでいます。
表題の言葉!
そう、今まさに、ファウストがメフィストフェレスと契約する場面を読んでいます。
追伸
高校の担任の先生(さぶちゃん、国語の先生)の年賀状に、読書とピアノのことを書いたら「よく読んでいますね。また同窓会で会って話を聞きたいものです。ピアノ、も・・・。」とありました。ほほほ。
この記事へのトラックバック
丁度私は、昨年、ゲーテの『ヴィルヘルム・マイスターの修業時代』を読んでいました。哲学的内容は難しいですが、話は面白かったです。
『ファウスト』も過去、2回ほど読んだことがありますがやはり同じ印象で、そのうちもう一度読もうかなと思っていました。
『修業時代』と同じように、この作品にも美しい詩が多くあって、シューベルト他が「沁みる」歌曲を書いているのも印象的です。
「糸を紡ぐグレートヒェン」とか「トゥーレの王」とか大好きな曲です。後者は森鴎外の格調の高い七五調の翻訳も大好きです。
昔ツウレに王ありき
盟(ちかひ)渝(かへ)せぬ君にとて
妹(いも)は黄金(こがね)の杯を
遺してひとりみまかりぬ
......
勝手に感想づづってしまいました。すみません。
無事読了されることを期待しています。
本日、一部を読み終わりました。
訳が口語的なこともあり、すんなりと読み進むことが出来ました。
筋も良くわかり、楽しいです。
しかし、さてゲーテはこの作品で何を言おうとしているのか?と思うとき、随分深いのでは・・・・と思います。
>哲学的内容は難しいですが、話は面白かったです
この通りですね!
シューベルトが歌曲にしているのですね~。
ご提示の詩はどこにあるか作品の中で探してみました。
歌曲「糸を紡ぐグレートヒェン」いいですね。
詩が、音楽によってさらに昇華されるようです。